2006年09月07日

市民オンブズパーソン中野の裁判が結審

2004年6月11日の新聞記事「病欠同僚を出勤扱い」(読売新聞)を発端とする中野区長に対する住民訴訟が、いよいよ本日結審を予定しています。

「納得できない」「何かおかしい」と直感した区民が執念をもって調査し、住民監査請求と裁判を経てきました。審理の中で明らかになったのは、もともと区役所内では休職処分の書類の日付を偽って作成することにより、区民に対しては、何も問題が無かったかのように処理しようとしていたことでした。この責任が被告の中野区長にあることも明らかです。

私は、市民オンブズパーソンの正式な発足に参加し、東京地裁への第2陣の提訴後の2005年5月26日からは、訴訟代理人として活動に協力してきました。

 中野区は7,8年前から財政事情の悪化を理由に、住民福祉という自治体本来の仕事を放棄して「行政改革」を進め、職員人件費を削減してきました。
 その「行政改革」の最中に総務部の中心幹部が出勤偽装事件を起こしたのです。
 中野区は、区民の代表である区議会に対しても、懲戒分限委員会が既に行った調査から明らかであった事実も隠し、出勤偽装を「不適正な処理ではあるが」「あることを意図して、(それを)目的に…したという意味の不正とは認識していない」と過小評価して身内をかばったのです(内田助役の6月9日議会の総務委員会での報告)。
 最高責任者である中野区長は、事件についての事故報告書を受けとる5月7日の前日6日に、有給休暇の承認と休職処分をしました(年度まで遡及して決済、しかも「便宜上」決済日さえ遡及した)。中野区長は、事件が区役所外に発覚したのでその後軽い懲戒処分を行わざるを得なくなったものの、真相究明を妨害し、行政の中心幹部層のなれ合いを容認してきたのです。区長の責任が極めて重いことも明白です。

事件の内容については、リフォーム中野で紹介されています。
この記事へのコメント
判決期日は2006年11月2日13時20分になりました。法廷は、東京地方裁判所606号法廷です。

Posted by しいの木法律事務所 at 2006年09月07日 19:01
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裁判ニュース  No.8 2006.11/8号
Excerpt: ●有給休暇の承認も休職処分も無効 ●区長に賠償請求命令 平成17年(行ウ)第70号・第232号 東京地方裁判所民事3部    損害賠償請求(住民訴訟)事件 裁判長裁判官  鶴岡稔..
Weblog: 市民オンブズパーソン中野/活動報告
Tracked: 2007-01-08 23:43