2008年04月18日

中野区が、道路特定財源問題を、開かずの踏切解消事業に持ち込み、運動に分断をもたらす愚挙

本日付の東京新聞夕刊、毎日新聞(地方版)による報道です。

「開かずの踏切同盟“分裂”中野『暫定税率復活』決議めぐり」(東京新聞2008年4月18日 夕刊


「中野区:西武新宿線の連続立体交差事業、「暫定税率復活」で揺れる期成同盟 /東京」(毎日新聞2008年4月18日地方版


 毎日新聞の報道によっても、期成同盟会長の石川誠一・区町会連合会長は「住民は毎日渋滞に巻き込まれ、何十年も立体交差を求めてきた。一般財源でも特定財源でも、事業を実現できる保障を示してほしい」と述べています。国政の場で意見が正面から対立している道路特定財源の問題によって、超党派の運動に分断を持ち込むことを望んでいる関係者は誰もいないのです。

 超党派で進めている西武線の開かずの踏切解消の事業促進の運動に、国政の場で意見が正面から対立している問題を持ち込むとは、なんと愚かな区政担当者でしょうか。


中野区のホームページの関連記事↓
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/001/d13300001.html

私は参加できませんでしたが、本日野方のWIZで決起大会がありました。
東京新聞で決起大会の記事を見つけました。
//www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008041802004649.html

「2008年4月18日 東京新聞夕刊

開かずの踏切同盟“分裂”  中野 『暫定税率復活』決議めぐり

 道路特定財源が投じられている「開かずの踏切」対策をめぐり、東京都中野区の「西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟」が十八日、同区内で決起大会を開き、特定財源の元になるガソリン税の暫定税率復活などを政府に求める決議を行った。暫定税率復活に反対する民主、共産の区議らは途中退席。行政や議会、住民らが超党派で団結した「期成同盟」で、異例の内部不一致があらわになった。

 与野党がせめぎあう国会審議の余波を受けた形。民主、共産両会派は大会前、「区民を分断する」などとして暫定税率復活を求める部分を決議案から削除するよう求めたが、修正されなかった。

 田中大輔区長は「行政の長として、財源がなくて仕事を約束することはできない」とあいさつ。一部参加団体代表が発言を求める挙手をしたが、指名されず議事は進んだ。

 事業は、新宿区の中井駅と中野区の野方駅の間にある中野区内二・六キロの立体化。完成すると踏切九カ所が解消される。事業主体は都で、総事業費約六百億円のうち国が約四割を負担する。

 昨年末に国の「新規着工準備個所」に認められ、本年度予算では調査費用が計上されたが、三月末の暫定税率の失効によって宙に浮いた形になっている。 」


中野区の公式ホームページには次の文が掲載されていました。
//www.city.tokyo-nakano.lg.jp/001/d13300001.html


(2008年4月20日追記)
以下、上記報道の関係資料を紹介します。
@中野区ホームページ掲載の文面
A民主党区議団の申し入れの内容
B共産党区議団の申し入れの内容

@中野区ホームページ
「西武新宿線の中井駅から野方駅間は、長年にわたる地元住民の願いが通じ、昨年末、連続立体交差事業の新規着工準備箇所として国の予算案に計上されました。しかし、現在、道路特定財源の暫定税率が期限切れとなり、事業の実施が危ぶまれている状況です。私たちは、こうした事態を重く受け止め、将来に亘り西武新宿線の連続立体交差事業に必要な国費を確保していただくよう、運動を進めてまいります。西武新宿線の連続立体交差化の早期実現を目指す本決起大会に、是非ご参加ください。」

A民主党区議団
「2008年4月15日 
 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟 理事各位
                   中野区議会民主クラブ
西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会における大会決議(案)の要請項目及び大会宣言(案)の一部削除を求めるお願い
 4月18日、野方区民ホールにおいて行なわれる、西武新宿線踏切渋滞解消期成同盟決起大会(以下「決起大会」)のご案内をいただきました。区民の長年の悲願である「あかずの踏み切り」解消に向けた、西武新宿線の連続立体交差事業は、会派といたしましても推進する立場であり、「決起大会」の主旨には大いに賛同し、成功を願うものです。
 ところが、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟(以下「期成同盟」)理事会に示された、当目の大会決議(案)及び大会宣言(案)には、私ども会派の考えとは異なる一文が盛り込まれています。
 まず大会決議(案)の要請項目の第一項に「道路特定財源の暫定税率及ぴ地方道路整備臨時交付金を復活すること」が記述されています。ご承知のとおり本件については、国政において与野党対立の中、議論がされているところであり、当会派議員すべてが所属する民主党においては、暫定税率は廃止を求め、地方道路整備臨時交付金は、関係法律を改正することにより、現状の7000億円をそのまま維持して交付するという法案を参議院に提出しているところてもあります。
 また大会宣言(案)については、四段落目の記述全文と、六段落目の「異常事態」という表現は私どもの認識とは若干異なるものであります。
 「期成同盟」は当初から超党派の議員の参加により、結成されていたものです。「決起大会」において、本事業に対して国に財源措置を求めることは大変意義のあることです。しかし一方で前述の記述を掲げることにより、政党はもとより、参加団体、区民から異論がでることは決して好ましいことではありませんし、運動全体の今後の運営に影響を与えるものとも思います。またこの項目を入れずとも、関係機関への要請目的は十分果せるものと考えます。
 よって会派として大会決議(案)及ぴ大会宣言(案)から、指摘をさせていただいた部分について、削除をするためご尽力いただくことを、切にお願いするものです。」

リフォーム中野BBS掲示板↓8199で紹介されていたものを転載させていただきました。
http://otd12.jbbs.livedoor.jp/reform_nakano/bbs_plain


B共産党区議団の申し入れ
「2008年4月12日
 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟会長 石川誠一様
                  日本共産党中野区議員団
西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会への大会決議(案)の要請項目の一部削除を求める申し入れ
 4月18日に西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会(以下、「決起大会」)が野方区民ホールにて開催されることが、10日の西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟(以下、「期成同盟」)理事会にて決められました。
 しかし、「期成同盟」理事会に示された大会決議(案)に、「道路特定財源諸税の暫定税率及び地方道路整備臨時交付金を復活すること。」の要請項目が入れられたことは誠に遺憾であり、日本共産党議員団として要請項目からの削除を求めるものです。
 言うまでも無く、踏切渋滞解消は区民の長年の悲願です。我が党議員団は、連続立体交差化事業の早期実現を推進していく立場であり、「決起大会」の成功を願うものです。しかしながら、この要請項目については、暫定税率と道路特定財源問題をめぐって国会での議論がなされているさなかであり、世論は二分されています。
 本項目が入っていなくても、「決起大会」の決議として、関係機関への要請の目的が立派に果たせるもので、あえて入れる必要はありません。
 「期成同盟」が、本事業に対して国に財源措置を求める「決起大会」を開くことは意義あることです。しかし、「期成同盟」結成の成り立ちや構成からして、政党はもとより加盟団体や区民から異議・異論のでることが予想される要請項目を掲げることは避けるべきです。世論調査でも、暫定税率の廃止と道路特定財源の一般財源化を歓迎する声は強く、先の要請項目は区民を分断し、踏切渋滞解消を求める運動に水を差すものになりかねません。
 よって、「決起大会」の円滑なる運営と運動のさらなる前進のために、本項目については削除するためにご尽力いただきますよう申し入れます。 」http://www.jcpnakanoku.net/seisaku/08_kisei.html
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/14174302
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック