主催者のブログ↓
http://www.earthday-tokyo.org/
アースデイは、「エコロジー研究会」的なサークル活動をしていた学生の頃の知り合いが一生懸命立ち上げに参加していたような記憶があります。主催者のパンフレットによると日本での第1回は1990年だったようなので、私の記憶におそらく間違いないようです。
わたしは今まで一度も参加したことがありませんでした。びっくりしました。連合や全労連のメーデーに負けないくらいの人のにぎわいでした。環境問題に対する人々の切実な関心の高まりがこれだけの取り組みを成功させるエネルギーになっていると感じます。
参加しているNGOや企業の取り組みは様々でした。
私は、劣化ウラン弾禁止、アムネスティ・インターナショナルの中華人民共和国大使館に届けるアピール、八ッ場ダムの訴訟支援のブースなどに立ち寄って署名をしたり、フェアトレードのチョコレートを買って食べたりしました。
事業者の企画にも、リサイクル関係会社、建築関係会社や音楽・芸術関係の会社の企画などに、いいものがありました。
もちろん、中には玉石混淆の明らかに「石」の方という企画もありました(例えば、「もったいない」という名の分厚いパンフレットを大量配布しているが、パンフレットで何を伝えたいのか意味不明で、パンフレットそのものが資源の無駄使いで「もったいない」としか思えない某大手商社)。まあ、大企業に資金面その他で協力してもらうためには、やむを得ないのでしょう。
環境問題で、ロンドン市政やせめてEU各国並の取り組みがなぜ日本にはできないのだろうか、市民の側にはこれだけの意欲と能力があるのに、これだけのエネルギーを、なぜ都知事選挙や国政選挙で、政治の方向を変えることにつなげられないのだろうか、ということを考えさせられます。
5月4・5・6日に開催される9条世界会議を初めとして、平和運動に取り組む人たちも大勢参加していたようです。
環境と平和の取り組みが結びつき、これに労働運動もつながっていけば、政治的にも社会を大きく変革する運動につながります。そうした動きが、いままさに目の前ですすんでいるはずです。
革新勢力が泡沫化し、自由主義の範囲で様々な改革を断行する時代なのですから、そういう方向性が重要かと思いますね。
革新は、理由なき排除とレッテル貼りを沢山の人々に行って来た醜い歴史と、現実を直視せずに選挙目当ての言動を繰り返し、まじめな有権者を愚弄し続けました。
歴史の審判は下ったのです。