2008年04月23日

東中野小学校の中野昭和小への統合・廃止に反対する多くの住民の声に中野区はなぜ応えないのか

 2008年4月22日に急きょ開催された、東中野小学校の中野昭和小への統合・廃止に関する中野区による説明会に、参加しました。
 私は東中野小学校地域の住民ではありませんが、2004年から、区内の団体と個人による「10カ年計画」の見直しを求める運動に参加しています。
 学校統廃合は、「施設をゼロベース」で見直すという田中区長の掛け声のもとに、1学年2学級に満たない小学校は不「適正規模」であるとの根拠で、「学校再編計画」に盛り込まれました。
 しかし、「適正規模」論には科学的根拠は全くありません。
 東中野小学校の廃止に理解を示している住民はほとんどいない状況です。
 子どもたちを含む住民の同意を得ずに、小中学校の廃校を強行することには全く道理がありません。
 学校統廃合計画を白紙に戻すべきです。

 説明会では、「東中野小学校の統合・廃止が前提の説明会なのか」との住民の質問に対して、中野区側が「統合・廃止を前提として通学路の安全や後の施設利用について説明し質問に答える場であり、統合・廃止反対の方との意見交換は別の場で」等と答えたために紛糾し、多くの参加者が退場する場面などもありました。

 多数の発言が、東中野小学校の廃止の撤回を求める立場からなされました。私の聞いた限りでは(私は予定時間の9時に退席したので、すべての発言は聞いていません)、東中野小学校の廃止に同意する発言、理解を示す発言者は全くありませんでした。

 当日の模様を撮影しました(主催者の中野区側から発言者のプライバシーに配慮するため撮影しないでほしいとの要望があったため、中野区側の説明と答弁のみを録画しています。少々わかりにくいかもしれませんが、当日の雰囲気は十分伝わると思います)。

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住民が納得するまでは東中野小学校を廃止すべきでないとの質問に対しあいまいな答弁に終始する石神副区長
統合・廃止反対の意見に答える場ではないと断言する教育委員会事務局と石神副区長
小規模校の東中野小学校は不「適正規模」という根拠のない「適正規模」論に固執する教育委員会事務局

その他の質問に対する答弁
http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=8841437&video_id=3563371
東中野小学校を廃止するべきでないという意見は区議会では出ていない(虚偽発言の疑いが強い)と発言する石神副区長





2008年5月10日に、学校統廃合を考える区民の集いを呼びかけています。
http://siinoki-law.sblo.jp/article/14377565.html

(2008年5月21日追記)
中野区教育委員会ホームページより 統合委員会議事要旨↓
http://kyouiku.city.tokyo-nakano.lg.jp/gakkou/showahinakiroku07.html

(2008年5月28日追記)
毎日新聞5月28日付朝刊で東中野小学校の統合・廃止問題が報じられています。

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ちがっていた面積のデータ
Excerpt: 中野区の教育委員会の提出した資料のいいかげんさは、先日も書いた通りです。 統廃合を決める大切なデータに「想定面積」というふざけた数値を使うこと自体、一般ピープルには理解不能ですが、さらにその想定値と..
Weblog: 中野区の学校統廃合を考える
Tracked: 2008-06-10 20:12