2012年03月27日

借家の家主が建物を不動産屋に売りました(借地借家)

質問
 祖父母の代から約60年以上借家に住んでいます。
 2週間ほど前に突然家主が来て「不動産屋に土地を売却したので、後はそこと話しあって」と言われました。
 昔から住んでいる事もあり広さの割には格安の家賃ではありますが家の修繕費は今まで全て当方が負担しています。16年前には1千3百万をかけてリフォームもしました。勿論、家主の了解を得てです。
 1週間前に不動産屋が「測量をしたい」と来ました。その日は測量を断ったのですがその際に「家賃は?」と尋ねると「測量がすんでから」と言われました。恐らく家賃の値上げを言って来ると思われますが、我が家の経済状態では相場相応の家賃を支払うことは不可能なので何とか対処の方法を教えて頂きたいです。

答え
 借家の家賃を値上げを請求するためには、原則として当事者間(家主・借家人間)の合意が必要です。ですから、家賃値上げに合意しなければよいということになります。
 借家人の意思に反して家主が家賃値上げをするためには、家賃値上げを請求し、簡易裁判所での調停を経て、最終的には訴訟までしなければなりません。
 最終的に訴訟で家賃値上げが認められるまでの間は、借家人は、従前通りの家賃を支払っていれば、債務不履行責任は生じません(家賃不払いで契約解除されることはありません)。
 家主が賃料の受領を拒む場合は、法務局で供託をすることができます。
posted by siinoki at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律相談・労働相談
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/54651555
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック