2012年04月24日

「本和解条項に定めるもののほかに何らの債権債務がないことを相互に確認する」とは(民事訴訟)

質問
 不貞行為に基づく慰謝料請求訴訟の被告です。
 このたび、裁判所で和解の運びになりました。
 和解条項の最後に「本和解条項に定めるもののほかに何らの債権債務がないことを相互に確認する。」とありますが、これは、この和解条項以外に今後、金銭的要求も含め、一切の要求をしてはいけないということなんでしょうか。
 私としては、この和解で全て解決し、もう一切関わりたくないという思いなのですが、大丈夫でしょうか。

答え
 「本和解条項に定めるもののほかに何らの債権債務がないことを相互に確認する。」というのは、和解の時点で、当事者の双方とも、相手方に対して何も請求できないし請求されることもないということです。
 和解の時点で債権債務がないわけですから、和解成立後に相手方に対して何か要求することは、根拠のない要求ということになります。根拠のない要求をすれば、場合によっては不法行為にあたることにもなるでしょう。
 しかし、「和解成立後」に相手方があなたに対して不法行為を行ったような場合には(逆の場合にも)、新たに損害賠償請求権が生じることは当然です。

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posted by siinoki at 08:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律相談・労働相談
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