2012年09月03日

優越的地位の濫用とは(経済法)

 独占禁止法2条9項5号は、「自己の取引上の地位が相手方に優越していることを利用して、正常な商慣習に照らして不当に、次のいずれかに該当する行為をすること」を不公正な取引方法とし、次の3つをあげています。
 イ 継続して取引する相手方(新たに継続して取引しようとする相手方を含む。ロにおいて同じ)に対して、当該取引に係る商品または役務以外の商品または役務を購入させること。
 ロ 継続して取引する相手方に対して、自己のために金銭、役務その他の経済上の利益を提供させること。
 ハ 取引の相手方からの取引に係る商品の受領を拒み、取引の相手方から取引に係る商品を受領した後当該商品を当該取引の相手方に引き取らせ、取引の相手方に対して取引の対価の支払いを遅らせ、もしくはその額を減じ、その他取引の相手方に不利益となるように取引の条件を設定し、もしくは変更し、または取引を実施すること。

 上記の優越的地位の濫用にあたる行為を行った事業者には課徴金が課されます(独占禁止法20条の6)。

 2012年2月16日、公正取引委員会は、家電量販店大手「エディオン」が優越的地位の濫用を行ったとして、同社に40億円を上回る課徴金納付命令を出しました。公正取引委員会によると、エディオン社は、2008年9月から2010年11月の間に、延べ133店舗の新規・改装オープンの際に、家電メーカーの販売会社など納入業者127社に従業員延べ1万1172人の派遣を強要したとされています。
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posted by siinoki at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律相談・労働相談
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