2012年10月03日

「訴訟費用は原告の負担とする」とはどういうことですか(民事訴訟一般)

 ご相談者の中に時々、裁判を起こすことをためらう理由に、「負けると相手方の裁判費用も出さなければならなくなる」ということをあげる方があります。
 たしかに、裁判で原告が全面的に負けると、判決には必ず「訴訟費用は原告の負担とする」という主文がつきます。(原告全面勝訴の場合には「訴訟費用は被告の負担とする」、原告の請求が半分認められた場合には「訴訟費用はこれを2分し、その1を原告の負担とし、その余を被告の負担とする」といった主文になります。)

 この「訴訟費用」には、相手方が負担した弁護士費用は含まれません。
 「訴訟費用」に含まれるのは、訴訟提起の際の収入印紙代と1期日4000円程度の日当や交通費、その他です。

 印紙代はもともと原告が負担していますから、原告が敗訴することによって負担を命じられる「訴訟費用」は日当交通費くらいしかありません。
 また、「訴訟費用」を実際に支払わせるためには、別途「訴訟費用額確定処分」という手続きが必要です。そこまでする当事者は多くありません。

 なお、交通事故など不法行為に基づく損害賠償請求が判決で認められる場合には、総損害額の5〜10%程度の金額が弁護士費用相当損害として、被告に支払いが命じられるのが普通です。
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posted by siinoki at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律相談・労働相談
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