2013年08月30日

会社からの退職金と中小企業退職金共済(中退共)の関係について教えてください(労働事件)

質問
 退職金に関して教えて下さい。
 先日、自己都合で会社を退職しました。
 会社からは退職金については加入していた中小企業退職金共済(中退共)に請求するようにと書類一式が送られてきました。
 中退共から届いた支払い金額の通知ハガキの内容を確認したところ、実際この会社で勤めたのは85か月(7年1か月)ですが通知では支払い金額は納付月数の55月(4年7か月)で算出されていました。就職(加入)年月日は、実際の就職年月日と全く違う日付が記載されています。

 退職前に社内規定、就業規則を確認しましたが、退職金については勤続年数に基づいてある係数を掛けて算出するという記載がありました。
 こういった場合、法的には退職金は実際に勤めた85か月(7年1か月)に基づいて算出され支払われるべきものなのではないでしょうか。
 中退共の金額が社内規定による算出額よりもあまりにも少ない金額だったのでどうにかできないものかと考えています。
 一般的には社内規程で退職金の制度がある場合、社内規程に基づく算出額と中退共から支払われる金額との差額は、会社から支払われると思うのですが、いかがでしょうか?

答え
 就業規則に退職金の計算方法が明確に定められていれば、それに従って退職金を請求することができます。
 中退共との関係はわかりませんが、就業規則に特に規定が無いのであれば、中退共の支払が就業規則上の退職金の一部に充てられると考えるのが自然でしょう。
 就業規則がいくら古いものであったとしても、就業規則の変更が有効になされていないのであれば、その定めに従って退職金が請求できます。

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posted by siinoki at 09:20| 法律相談・労働相談